2008年4月13日日曜日

今、何 想う

この土日は12~24時、12~22時というバイト三昧です。

全くもってテンションは上がりませんが…。お金貯めたら、本とか服とか買うか。

最近、一体 何を想って 何をしようとしているのか。

何となく、自分自身に言い聞かせるのも含めて最近 考えていることをツラツラを書いてみる。

この前の金曜日にゼミ発表があり、簡単に修論の方向性とか、それに関する論文レビューをしたわけです。

一応、その中では「平成の大合併における農山村地域の影響」を大きなテーマとして、いくつかの事例地をもとに合併後の地域のあり方や今回の合併の問題点を書いていく。

みたいな感じに発表した。

まぁ、そもそも合併になんてものに興味をもったのは、卒論の調査地:富山県南砺市利賀村が合併後に様々な問題を住んでいる人々が感じているというのを実感したから。

じゃあ、他のところでは一体どうなっているのだろう?と 合併 よくないんじゃない?っていう問題意識から調べてみたくなったわけ。

日本は大合併といわれるものを明治、昭和、平成と3回経験しており、そのたびに様々な問題提起がさせています。

明治、昭和の大合併に関する先行研究もたくさんあるし、町村合併というのは財政・地方自治・村落問題などなど様々な問題を総合的に含んでいて これから色々と勉強するとマジで大変だなと思うわけです。

といいつつ、いくつか本を読んで思ったこと。

まずは今回の平成の大合併に関して 正面切って農村の立場から反論する学者や勢力はあんまり多くないと思うのですが、そんな中で保母武彦の「市町村合併と地域のゆくえ 63pp. 岩波ブックレットNo.560 2002」「「平成の大合併」後の地域をどう立て直すか 71pp. 岩波ブックレットNo.693 2007」を読んだわけだが、

正直いって、町村合併を扱った古典というか名著といわれている(らしい)「島恭彦編 町村合併と農村の変貌 245pp. 京都大学総合経済研究所 研究業書1958」と全くもっていってること変わらん。

明治・昭和の大合併と今回の平成の大合併の課題は重なることが多くて、一体「歴史に学ぶ」ということをしろといわれても実際に行うことは難しいのだろうか。敢えてしていないのかもしれないのだが。

まぁ、あんまり本の内容を紹介してもしょうがないけど、要するに住民参加による「地方自治」、補完性の原理を適応したフランス的な地方自治を実現するために、国、県と町村との財源や権限の再配分を行って、その過程で必要に応じて合併を行うべきであるのに(そういう建前であったはずなのに)、全国一律的に 期限を区切って 国が主導して合併を行うことに対して疑問を投げかけている。

細かい部分はそれぞれの合併の際に違うが、まぁ、大意はこんな感じ。

しかし、まぁ、今回の町村合併が、今までと違うと感じているのは 明治・昭和に比べて
農村の相対的価値がますます低くなっていること。

価値が何かという問題はありますが、(自分が低くなったと思っているのは特に経済的価値)日本として 政府としての価値は明らかに低くなっているのかなと思ってみたりします。

まぁ、じゃあ、その中で自分自身としてはどんな価値を提示できるのか?
その価値はどこまで どんな農村が残っていくのか?

うーーむ。そんなことを考えながら、やっぱり自分は 平成の大合併を見ていこうと思っています。

折角、修士になったので勉強したい。

P.S. 今日、NHK見ていたら 武田双雲が出ていた。「地球エコ2008 アース ウォッチャー 月から見た地球」という番組。僕は本当に環境が恵まれていて、色々な人に出会えてきたのだなと実感した。

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