2008年7月31日木曜日

佐渡島~魚と牛と、少し朱鷺~

27日~30日まで佐渡島に行ってきました。

先輩の調査の手伝いで、
目的は、アンケートのために佐渡島の2000人の住所と名前を抽出すること。
それで朱鷺の自然放鳥前の住民の意識と放鳥後の住民の意識を比較するための
アンケートを実施する予定です。

朱鷺の放鳥は9月25日に最初の試験放鳥が行われます。
朱鷺の保護や放鳥の意義、地域住民の朱鷺への想い等は様々な
主体が関わっていることもあり、一概には言えないですが
里山への生物の野性復帰が今後、何を意味するのか?
豊岡のコウノトリの放鳥に続いて注目されるところらしいです。

今回は2日間、部屋にこもって打ち込みをやり、それが終わったら遊ぶ♪
という、正直いって楽なお手伝いでした。

ドクター2人とオーバードクター1人という構成で自分は運転手だったんですが
打ち込みが終わってからは佐渡金山、たらい舟、古民家などなど
観光させていただきました。
もちろん、朱鷺も見に行きました。
何か、物々しい感じでした。

夜は、魚にお肉、 お酒、ビール。
ドクターの方々になんで研究やってるんだよ!と酔っ払いながら
絡んだり、自分としては楽しい夜でした。

で、今日はオープンキャンパス。
高校生との会話は弾みませんでしたが、
M1と馬鹿な話ばかりしてました。

2008年7月25日金曜日

岐阜いき。

しかし、最近 本当に暑い。

いや、マジで日差しに耐えられないw

3日間ほど岐阜に行っていたのだが、向こうの暑さもなかなか。
昼間、一人で街中 とぼとぼ歩いただけなんだが、汗びっしょりで、正直 しんどかった。

結構、日に焼けたしな。

また、新しいフィールドでは、新たな人間関係を築けている気がする。
今回は、ある人のお家に泊めていただいたのだが、その人と奥さんと3人で
まるで実家に帰ってきた息子のように楽しく接していただいた。
実際に、僕より一つ下の息子がいるらしいです。

料理は美味しいし、どんどん、次々と色々と出てくるしw
夜遅くまで、飲みながら色々とお話が出来ました。
色々な人と出合って、その中で少しでも成長することが出来れば。

土曜日からは佐渡に。
ここでは、あんまりそういう関係になる人はいなさそうな予感はしますが、
先輩の調査 手伝ってきます♪

2008年7月21日月曜日

リア充。

金曜日は、ゼミの納涼会。
土曜日は、サークルの同期飲み。
昨日は、高校の部活の同期飲み。

すべてを幹事を務めながら、特にサークル飲みは、全く幹事の役目を
果たせなかった…。

飲みの途中から寝るという失態w
うーん、折角 久々に会った人が多かったのに勿体無い…。

納涼会は、浴衣を着ながら上野を闊歩。
2次会では久々に先輩と真面目な話をして頭をフル回転♪

ってか、酒飲まなかった2次会初めてだな。

最後はカラオケオール。

土曜日は、久々のみんなと会えて幸せでした。
もうちょい、起きてたかったけどw

昨日は、同じ山岳部の同期4人で久々の再開。
4人で飲むのは初めてだな。 最後に会ったのは3年前だしな。

「僕を励ます会」と題された集まりだったが、
励まされることもないので、結局 全く励まされなかった。

代わりに
一人が、カクテル2杯梅酒1杯で潰れて、渋谷のハチ公前の植え込みに
そいつは、吐きながら2時間近く 3人で介抱していた。

そして、意味もなく、奴を横浜まで送り、彼女まで引渡し、結局 昨日はもう一人が住んでいる藤沢に泊まる。

高校時代と話すことも変わってるけど、たまには集まるのもいいなと思ったり。

しかし、高校の同級生たちのリア充っぷりに少し凹んだ…。

2008年7月11日金曜日

一体、なにがしたいんだい?

昨日は、LD研究会
「森は海の恋人」という活動を行っている畠山さんが講師でお話をしていただいた。

内容としては、質問というより畠山さんに文句言いたくなったので
う~んと唸りながら聞いていた。

森林が海に対して様々な栄養分を提供していて、その結果漁場が豊かになっているというのは
事実のようであるし、彼が主張するように鉄イオンが結構大切なのであろう。

しかし、今回の話の壮大な(?)部分である「鉄が地球温暖化を防ぐ」は
やはりオカシイなと思ったりする。
鉄イオンを海に撒いて、植物プランクトンを発生させて 炭素固定が進むという話ではあるが
漁場を豊かにする施肥みたいなものとして利用したり、
バイオマス作物を海で生産するみたいなことも鉄を利用すればできるのでは!?

という話であったが、

森林では、「多様性」がある森、「自然」な森の大切さを言っておきながら
海では「単一作物」や人為的な「施肥」を薦めていくというスタンスに共感できなかった。

お互いに「森」と「海」と見ている視点が違うからかもしれないが。
海で山でおこったような戦後の「拡大造林」みたいな現象が起こりはしないがと思ってしまう。


なんて、思いながら 懇親会にいかず、
同席した高校の同級生と二人で飲みに行った。

彼はとある銀行に就職していて、地元の地域振興であったり
地域をよくするためには? みたいな思いのなかで 金融の仕組みが活かせないか?
勉強できないか?ということで就職したらしい。

しかし、金融という実態と切り離された世界で 金融で儲けることとの
自分がやりたいことのギャップに悩んでるようだった。

一つ、一つ聞きながら あんまりいいアドバイスは出来なかったけど
自分自身も「一体、なにがしたんだい?」ということを改めて考えさせられた。

わしゃ、地域振興ということで 特に森林に注目してどのように
地域と森林が関わっているか そこに政策的意義は? 何が出来るのか?
みたいなことを考えてやっているわけで。

でも、気づいたら こまごましたことばかり実際にはやっているんじゃないかと自分自身に
思ってみたり。

ああ、こんなにいい人に恵まれているのに、きちんと成長していないなと 
いつも通りの結論。

「一体、なにがしたいんだい?」
と、時々 問う気持ちを忘れずに。それがなくなるともうダメだな。

2008年7月3日木曜日

若者と戯れる。

7月になりました。

ヤバイ。ちょっと時間が経つの早すぎですよ…。。。

昨日は、実習でTAやってる3年生たちと夜 遊びました。

遊びといっても、学生部屋で、酒飲みながら、ジェンガ

引いたジェンガに書かれていることをやらなきゃいけないのですが、
一発芸やらされたり、恋愛について語らせたり……。変な写真もたくさん撮られた。

正直いって、あのテンション・無茶振りについていくのがやっとだったが、
飲みたいなと思っているときだったので、OKってことにしよう。

ちょっとだけ、真面目なこと書くと
最近は、よく農林業の多面的機能や農村社会の共同体的なつながりの意義について論文を読んでいるのだが
農業の多面的機能というのは、貨幣換算できるメリットというよりは精神的、文化的価値であったり
所謂、外部経済であったり ということろに収束してしまって何とも、きっちり把握できない。(そもそもだから多面的機能なんて言葉が出来たわけだが)
しかも、多面的機能というのは地域性もあるし それぞれの農地・林地でその機能も違うし
もちろん、求められている機能も故に高めるべき機能も場所によってまちまち。

それをざっくりと 「多面的機能を守るために」
というお題目の下、政策が作られていくこと、それが何となく正しいことだと思われる風潮に何ともいえない違和感を覚えてしまう。

これは、サークルの後輩が「地球温暖化対策はいらない」とブログで書いていた中で
費用対効果がきちんと評価されていないという話があったが
農林業政策も同じなんだろうなと思った。
それは効果が費用に対して評価できないということもあるけど
貨幣換算できなくてもこのような効果(結果)が起きたということをきちんと示せていないし
政策の見込みも「多面的機能」が守られることで結局どうなるのか(どこまでどうよくなるのかということも含めて)
分からないまま やっているからだろう。

それ自体は仕方がない部分もあると思うが、
「地球温暖化対策」や「多面的機能」「エコ」といった言葉に惑わされずに
矛盾を含んでいることを自覚して見ていく視点が必要なのだろうな。

「森林はどうして必要なのか?」
矛盾を含んでいることを知りながら 自分が納得できるポイントを探る。

そんなもん、見つかるのかな?

P.S.

農業経済の先生とは多面的機能に関しては
そこで生活する人たち、その環境に触れる人たちが「農地を評価する」ことで
初めて多面的機能は存在するし、評価できるという議論になっている。

人によって評価はまちまちではあるのだが、
農地の機能というのは分解していくと代替した方がよりよい場合も多い。
しかし、アメニティや価値観を含んで生活圏にいる人たちが農地を評価することで
初めて多面的機能がある意義が出てくるという話をしている。

政策的に農地を保全する場合には費用は都市からやってくるので
その辺りも含めて農地に対する価値観や認識があって初めて多面的機能は成立するし
それを農地を保全する意義も生まれてくる。

そこには、たぶん費用対効果とはまた別の軸があるのだろうが、
はっきりよく分からないし、この考えが正しいかどうかも微妙なところだ。