2008年7月11日金曜日

一体、なにがしたいんだい?

昨日は、LD研究会
「森は海の恋人」という活動を行っている畠山さんが講師でお話をしていただいた。

内容としては、質問というより畠山さんに文句言いたくなったので
う~んと唸りながら聞いていた。

森林が海に対して様々な栄養分を提供していて、その結果漁場が豊かになっているというのは
事実のようであるし、彼が主張するように鉄イオンが結構大切なのであろう。

しかし、今回の話の壮大な(?)部分である「鉄が地球温暖化を防ぐ」は
やはりオカシイなと思ったりする。
鉄イオンを海に撒いて、植物プランクトンを発生させて 炭素固定が進むという話ではあるが
漁場を豊かにする施肥みたいなものとして利用したり、
バイオマス作物を海で生産するみたいなことも鉄を利用すればできるのでは!?

という話であったが、

森林では、「多様性」がある森、「自然」な森の大切さを言っておきながら
海では「単一作物」や人為的な「施肥」を薦めていくというスタンスに共感できなかった。

お互いに「森」と「海」と見ている視点が違うからかもしれないが。
海で山でおこったような戦後の「拡大造林」みたいな現象が起こりはしないがと思ってしまう。


なんて、思いながら 懇親会にいかず、
同席した高校の同級生と二人で飲みに行った。

彼はとある銀行に就職していて、地元の地域振興であったり
地域をよくするためには? みたいな思いのなかで 金融の仕組みが活かせないか?
勉強できないか?ということで就職したらしい。

しかし、金融という実態と切り離された世界で 金融で儲けることとの
自分がやりたいことのギャップに悩んでるようだった。

一つ、一つ聞きながら あんまりいいアドバイスは出来なかったけど
自分自身も「一体、なにがしたんだい?」ということを改めて考えさせられた。

わしゃ、地域振興ということで 特に森林に注目してどのように
地域と森林が関わっているか そこに政策的意義は? 何が出来るのか?
みたいなことを考えてやっているわけで。

でも、気づいたら こまごましたことばかり実際にはやっているんじゃないかと自分自身に
思ってみたり。

ああ、こんなにいい人に恵まれているのに、きちんと成長していないなと 
いつも通りの結論。

「一体、なにがしたいんだい?」
と、時々 問う気持ちを忘れずに。それがなくなるともうダメだな。

1 件のコメント:

y-take さんのコメント...

確かに,「一体、なにがしたいんだい?」って言われると答えに窮する場面が多い気がする

ダメにならないように気をつけますw