2008年10月31日金曜日

秋らしく

長野調査から帰ってきました。

諏訪に行ったわけですが、
諏訪の素晴らしい温泉に入り、美味しいお蕎麦、鰻を
食らい、レンタカーにでっかい傷をつけて帰ってまいりました。

最後のは、余計でしたが、調査自体も充実しており
楽しかったです。

内容は「長野県森林づくり県民税」の調査。
諏訪の諏訪森林組合、有賀区、県の諏訪地方事務所の方に
お話を伺ってきました。

里山整備モデル事業を見てきたわけですが、
簡単に言うと、零細な林地をもつ所有者を説得して
大きく団地化を行って、全体でもって森林整備を効率的に
行おうという事業。

施業集約化とか団地化とか一般的に言われている事業で
それを今年度から長野県が県民から徴収をはじめた税金で
もって、行っているもの。

区の役員さん、諏訪市、森林組合、地方事務所の方
が力を合わせて、団地化を行っており
特に、区の役員さんは昨年度は50名くらい、今年度は約140名の所有者
に連絡をとり、団地化の契約を結んだ。
土地の境界の線引きから、個別の連絡をとることろまで
本当に膨大な作業を ボランタリーな区の人がやっていることが
本当にすごいと感じた。

彼らのモチベーションは「災害が起こらないように里山整備をする」
ということ。
平成18年に大雨で、管理されていない里山が土砂崩れがおき、
近くの集落で、合計9名の方がお亡くなりになられたという
ことが 同じような里山を後ろに抱えている
有賀区の方にとって相当の危機感をもって捉えられたという
ことがある。

有賀区は財産区という共有山林を保有しており
その歴史的展開過程や昔の管理のあり方の
話も面白く、たくさんの時間お話をお伺いした。

(感想)
たくさんの人と一緒に行く調査はやはり楽しい。
長野県森林づくり税による団地化という本事例は、
区の方針や役員さんのやる気、市との協力等の条件が揃って
初めて可能となったもの。それをどう評価するかが今後の課題。
森林づくり税の事業は、切捨て間伐しか補助が出来ない。
追加的に徴税した税としての性質上、既存の事業との
すみわけや県民に対する説明責任は大きいが
実際に 今の事業体系が災害防止や森林の持続的な
管理に繋がるか、よりよい整備の仕方をきちんと
検討する必要があるだろう。


(最後に)
もう、秋です。
紅葉です。ってか、諏訪は寒かったです。
来週の岐阜も寒いんだろうな~~。

昨日の夜は友達の家で3人で飲み明かしました。
色々と書きたいこともある気がしますが、
また、皆さんとゆっくり飲んだときにお話しましょう♪

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